焼結歯車
粉体冶金法は、圧粉成形過程で歯形を直接作製するため、ギアの製造法として理想的な技術です。
しかも、異なるサイズやプロファイルの平ギヤ、ダブルギヤ、またはヘリカルギヤなどを容易に製造します。その材料組成は様々なグレードの鉄鋼材を使用でき、必要に応じて種々の熱処理(ケース硬化、炭化、誘導硬化、蒸気処理)を適用します。またステンレス鋼のギヤも製造できます。
シンタ-ハードニング材(焼結焼き入れ材)は材料組成を選択することで、焼結しただけで既に高い硬度を示します。したがって、焼結後の熱処理は必要ありません。
AMESは、AmesDens-A®およびAmesDens-C®プロセスを使用して、高密度、高性能ギアを製造することができます。使用するプロセスは、必要な形状と密度によって異なります。
最高性能のギヤを製造するためには、AMES はSurfaDens®プロセスの適用を推奨します。本方法により極めて正確な歯形プロフィルを得られ、同時に歯面の近傍付近を通常の溶性鋼と同等の密度まで緻密化することができます。
一般的な焼結歯車の適用例を以下に示します。
様々な用途のギアボックス、スターターモーター(ドライブピニオンと惑星ギア)、ミラーやサンルーフ、シート、トランスミッション、電気器具、電動工具および家電製品用の調整モータ。

オイルポンプ、ウォーターポンプ、ステアリング、カムシャフト、クランクシャフト、クラッチ、トランスファーケースなど。特にカムシャフトとトランスミッションスプロケットには、SurfaDens®プロセスを適用することで表面の密度を最高にすることができます。

オイルポンプ、燃料ポンプまたはSCRポンプ。

種々の用途に適用されるギヤおよびギヤ付き部品。
